子育てしやすい環境ってなんだろ?

岡崎二郎の「宇宙家族ノベヤマ」(2)をようやく読んだ。
まぁ話が深すぎて相変わらず一度読んだだけじゃ作者の真意を知るには足りないんだけどw
異星人との会話でDNAの役割から生殖、文明の進化まで説明する内容の中で、異星人が語る言葉が一番心に残った。
 
「常に抱える問題は、増えすぎる人口なんですよ。
 法律で規制しても、みんなついつい産んでしまうんです」
「だって、子育てって楽しいじゃないですか」
 
少子化対策もなんも、これをクリアすれば何とかなるんだろうねぇ。
もちろん、そんな単純なもんじゃないってのはわかってるけど、やっぱこれが基本なんだよな。
(経済を含め子育てに対する絶対的なサポートがなきゃ、言えないことではあるけど)
 
……なんか上手くまとめられずに思考がもにょってしまうんだが、「子育てしやすい社会」ってどういうことだろう?と考える必要があるだろうね。
極端に言うと、駅にベビーカーのためのエレベーターを作るというより、大変そうな人を見たら手をさしのべてあげられる考え方っつーのかな。
(上手く説明できないが)
もっと簡単にすると、エレベーターで子連れの人と乗り合わせたら、その人が降りるまで開ボタンを押しててあげるとか。
そんなレベルから始めてみたら、もっと子育てしやすくなるんだろうなぁ。
 
もっとも「子供がスーパーの中で走り回ってたら知らない人に怒られた、子育てしにくい世の中だ」なんて考えの人もいたりするわけだがorz
地域も含め、「みんなで子育てしていく」的考えを浸透させないとむずかしい。
しかし、その辺を突き詰めると「ちょっとだけ譲り合う精神」「ちょっとだけ他の人を考えて行動する」って話になってしまう。
そういうことが出来ない大人は世の中にたくさんいるからなぁ……

実際、家の中レベルでもいろいろありすぎてきーきー言ってる自分がこんなえらそうなこと言う資格もないんだけどw
せちがらく子育てしづらい今の環境で、がんばっているお母さんたちがちょっとだけでもほっとできるようなことをしてあげたいなぁと思ったりもする。
その昔、私が周りの人からしてもらったようなことをね。

……それこそ、エレベーターのボタンを押し続けてあげるぐらいしかできないんだけどさw